2017年 03月 14日
介護生活 温泉編 |
バザーの直前3月9日、10日に父と母と温泉に行ってきた。
母の認知症はますますひどくなってゆく。
病院から退院した当時、私に「お茶を入れてあげる」と言うので
私は「うん、お願い」と言ってこたつで待っていた。
ところが
「あら、お湯の沸かし方を忘れちゃった。認知症かもしれない」
と、あっけらかんとして言う。
思わず笑ってしまう。
最近は自分のいる場所が自宅だということがわからない時がある。
今いるところが韓国だったり、中国だったり、台湾だったりする。
そんな母と毎日つきあってる父が疲れてきているので
父のために温泉に行く。
母も温泉に行きたいと言っていたし・・・。
9日当日、母は行かないと言う。
家で寝ていたいと言う。
近所の人と一緒に行くと思っている。
一週間前には「温泉に行くから美容院へいかなくちゃ」と言って髪をきれいにしてきたのに・・・。それで「行かなくてもお金を払いに行かなくちゃいけないから・・・」と無理矢理車に乗せる。乗ってしまえば行かないと言ったことなどすっかり忘れて景色を楽しんでくれている。
山中温泉の湯はとろんとしていて肌にやさしい。
母もとても喜んでお風呂につかっている。
よかった、と寝ていると、夜中に2度起こされる。
母はここが私の家だと思っているらしい。
「きれいにお掃除してあるねえ。広い部屋だねえ。」としきりに感心している。
2度目はトイレがどこかわからなくなったようだ。
はあ~大変。
家に帰る前に父の希望で小松あたりにある「日本自動車博物館」へ寄る。
ダイアナ妃が乗ったロールスロイスや毛沢東が乗った中国製の車やなんやかやと、とにかくありとあらゆる種類の車がある。古い車なのに全然古くなくてとてもかわいいと思える車もたくさん。父はとてもうれしそうだ。
でもうれしいのは一日だけで、明日からまた母の妄想とつきあわねばならない父。
お父さん、私も一緒に歩くからね。
私にはイエス様が一緒に歩いてくれているからね。
でも、ケアマネージャーさんに相談してみようと思う。
by pompom518
| 2017-03-14 22:05
| 在宅介護
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