2017年 05月 01日
天国の鍵 |
大澤先生の第5回目の説教はマタイによる福音書16章13節から20節。
ペテロは信仰を告白し、イエス様が「君は新しい神の民の土台となる」と語ったところ。
「わたしはあなたに天国の鍵を授ける。あなたが地上で結ぶことは、天上でも結ばれる。地上で解くことは、天上でも解かれる」という難解な聖句があるところである。
地上で結ぶ?地上で解く?
何を結び、何を解くのか?ずっと疑問に思っていた。
カトリックとプロテスタントが大きく分かれる箇所である。
カトリックはペテロ→ローマ法王に「天国の鍵」が授けられたとしている。
しかし、プロテスタントはそう考えない。
大澤先生の今日の解釈はとてもすっきりしたものであった。
誤解を怖れずに私が聞き取ったことの結論を示そう。
天国の鍵はすべてのキリスト者が持つ。
それは陰府の力と戦うために与えられた権能である。
ある人を天国から閉め出そうと考えることは悪魔に仕える業である。
イエス様はすべての人間に天国の門を永遠に開こうとしている。
すべてのキリスト者に与えられている人を解き、人をつなぐ使命
それは、人を陰府と悪魔の力から解き放ち、
主イエスと天国へしっかりつなぐ使命である。
だから、わたしたちはもはや「小さな者」とは言っていられない。
今回は大澤先生の説教の順番には書かなかった。
それはとても丁寧に結論を導く伏線を語っておられたからである。
ペテロが決していつも正しかったわけではないこと
イエス様の復活後ですらパウロに𠮟責されていること
カノッサの屈辱、トゥルナイゼンの「牧会録」等も説教のうちに語られた。
でもきっと、私はそんなことはすぐ忘れるだろう。
でも、私は忘れない。
人を陰府と悪魔の力から解き放ち、
主イエスと天国へしっかりつなぐ使命
が私たちにあることを。
そのために神様が働いてくださることを。
私自身が、夫を天国へ導こうとしているイエス様のわざをだいなしにすることのないように、
イエス様に叱られないように歩ませてください、と祈る。
※このブログを書く前にいつものように
「マタイ福音書と現代(5)」島崎暉久著
「新共同訳新約聖書注解Ⅰ」日本基督教団出版局を参照しました。
「君は新しい神の民の土台となる」という文言は島崎先生の著書より引用しました。
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by pompom518
| 2017-05-01 00:05
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