2017年 07月 12日
食べたことを忘れる母 |
退院した母と一緒に仕事をしようと思った。
先日収獲したじゃがいもを大中小に分けて片付ける、という仕事。
茶の間で横になっていた母を誘い、一緒にガレージへ。
収獲したじゃがいもを見たらきっと母は元気になると思っていたけれども
思った以上に喜んで、はりきって次々箱に入れていく。
とても小さなじゃがいもはよく洗って皮付きのままゆでる。
おいしい。
そして夕ご飯の時、父母と私たち夫婦とももちゃんとママとここちゃんの7人が父母の家に集まった。
夫が急にお刺身を食べたくなったと言って昼に買ってきたので
手巻き寿司にしたのだ。
ところが母はどれだけでも食べる。
ママが作ってくれるのだけれども、ご飯を少なくして巻いて渡すとぺろりと平らげる。
「お母さん、ちょっと食べ過ぎやよ」と言うと
「ううん、全然食べてない」と言う。
そんなことはないだろうと思うけれども、病院でお刺身やお寿司は食べなかったからなあ、と同情的になってしまう。お腹がいっぱいで吐いたりしたら大変だ、と思うほどなのに母は食べたことをも忘れてしまうようだ。やっといろいろなむくみをとってスッキリしてきたのに・・・といろいろな思いを巡らせながらも母に食べてはいけない、とは言えずにいた。
家に帰って夫から「食べ過ぎて体重を増やしたらダメだから、注意しないといけない」と言われる。
夫は注意できる立場にないし、気をつけて言ってあげられるのは私だけなのだ、と思う。
それが昨日のことだった。
今日、母は元気だった。
脚もむくんではいなかったのでほっとした。
by pompom518
| 2017-07-12 23:57
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