2017年 08月 16日
再び老健施設の申し込み |
最近、母を見舞うと母はパジャマではなく、
着替えて丸テーブルの前の椅子に座り窓の外を眺めていることが多い。
遠いところへ来たなあ、
家に帰るにはどうしたらいいんだろう?と思っているのだろうか?
だから、私たちがいくと
「いいところへ来てくれた。一緒に帰ろう」
と言って、別れがつらいことが2、3回あった。
でも、母の話に合わせて(母はずっと今も仕事をしているのだ、ここに勤務しているので勝手に職場を離れられないと思っている)「もうやめるって言えばいいよ。明日そう言ってね」と言って帰ったりする。あるときは病気がまだ治っていないと正常な思考を働かせていたりもする。
母を見舞って帰り道に、何度泣いたことだろう。
私の悲しみは多くの人の悲しみを分かるために神様が下さったものだ。
きのうは8月15日でお盆であったけれども、別の老健施設を訪問した。
ケアマネージャーさんからお話が伝わっていて、担当者さんから10月半ばには母を受け入れる方向で検討していることを聞いた。その施設はポムチがいつも散歩する公園に接している。それで、母と一緒に散歩することもできるし、月に6日は自宅に帰ることもできるという。
いろいろな問題をクリアしてなんとかその施設でみてもらえたならうれしい。
49歳の時、乳がんの手術をした。死ぬことはこわくなかったけれども、娘が赤ちゃんを産むときにきっと私の手が必要だと思った。もし今死んだなら娘を手伝ってやれないことだけが心残りだった。娘はその時まだ学生だったのだけれども・・・。
その心残りをもうすぐ果たすことができる。
by pompom518
| 2017-08-16 11:38
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